クラリネットで吹いてみた♩【HYの366日】演奏解説
クラリネットでHYさんの名曲「366日」を演奏しました♩
「366日」は、沖縄出身のバンドHYが2008年にリリースしたアルバム『HeartY』に収録された楽曲です。切ない歌詞と美しいメロディが特徴で、多くのリスナーの心を掴んできました。
特に「叶わない恋」や「忘れられない愛」というテーマが多くの人々に共感を呼び、今でもカラオケで人気の楽曲として知られています。
この記事では楽曲解説、演奏ポイントについてもお話しします。
切ない愛の物語
この曲は、過去の恋愛に対する未練と、それでも前に進もうとする気持ちが描かれています。
サビ部分の「今でもあなたは私の光」というフレーズが象徴するように、主人公は忘れられない愛に囚われながらも、自分の人生を歩もうとする葛藤を抱えています。クラリネットでこの感情をどう表現するかが、演奏のポイントとなります。
ドラマとの関係
赤い糸
2008年の映画およびドラマ『赤い糸』の挿入歌としても366日は使用されました。このドラマは、運命的な恋愛をテーマにした作品で、HYの楽曲がストーリーをより感動的に彩りました。
ドラマを観た方にとっては、この曲を聴くと登場人物たちの切ない恋愛模様が思い浮かぶことでしょう。その背景を知ることで、演奏にもより深い感情を込めることができます。
366日
2024年に放送されたフジテレビ系月9ドラマ「399日」の主題歌として使用されました。このドラマは楽曲の世界観に着想を得たオリジナルラブストーリーで、主演は広瀬アリスさんが務めました。物語は、高校時代から実らなかった恋が再び動き出した男女が、予期せぬ悲劇に直面しながらも、愛する人を想い続ける壮大な愛の物語として描かれています。
フジテレビ
クラリネット演奏のポイント
クラリネットで「366日」を演奏する際に、次のことを意識しました。
- メロディの音色を考える
原曲のボーカル部分をクラリネットで表現するため、音の滑らかさと音程の正確さが重要です。特に冒頭などは息を吐くように楽器を演奏するイメージであたたかい音色で音の輪郭が少し寝ぼけるような、エアリーな音色を意識しています。 - ダイナミクスを活かす
この曲は感情の起伏が大きいため、音量の強弱をつけることでドラマチックな演奏が可能になります。特にサビでは、クライマックス感を出すよう心がけましょう。pではただ弱くならないように注意が必要です。切ない歌詞に込められたpにはどんな気持ちが込められているでしょうか。想像力が大切です。 - ビブラートで感情を込める
ビブラートを全体に使うのではなく、適切に使うことで、切なさや感情の深さを表現できます。動画音源を参考にしてみてください。 - ファルセット
歌ではファルセット(裏声)が多用されます。ここを表現することが演奏する上で一番悩みました。私の場合は音量の加減と音色を変えることで表現しました。 - 歌詞をイメージしながら演奏する
原曲の歌詞を理解し、その感情をクラリネットで表現することで、より説得力のある演奏になります。
私が演奏するにあたり幼児を子育て中でプライベートが子育ての幸せでいっぱいな毎日の私に、失恋ソングが全然入ってこなくて…笑!ちょうどアマゾンプライムビデオで『ラブトランジェット』を観ていて、これが復縁や新しい恋へ進む恋愛リアリティードラマだったので出演者さんの気持ちと一緒になって感情移入することでこの曲を演奏することが出来ました!演奏前は気持ち作りも大切にしています。
楽譜の紹介
この演奏動画の楽譜は、ロケットミュージックから発売されています。
366日/HY
【クラリネット】 ピアノ伴奏譜&カラオケCD付
商品番号:SOL2227
グレード:3
出版社:ロケットミュージック
クラリネット編曲:若林愛
ピアノ編曲:菅谷詩織
まとめ
HYの「366日」は、切ない愛の物語を美しいメロディで表現した名曲です。クラリネットで演奏することで、その感情をさらに引き立てることができます。
ぜひ、この記事のポイントを参考にして、心に響く演奏を目指してください♩
楽譜の購入はこちらからHY『366日』
次回も素敵な曲をお届けしますので、お楽しみに!