2024.12.23

クラリネットで吹いてみた♩NHK連続テレビ小説『ブギウギ』から「ハッピー⭐︎ブギ」と「東京ブギウギ」

MegumiWakabayashi

クラリネットで吹いてみた♩2023年に話題沸騰となったNHK連続テレビ小説『ブギウギ』の主題歌「ハッピー⭐︎ブギ」と、劇中で登場する「東京ブギウギ」を取り上げました。この記事では、演奏のポイントや楽曲解説、元曲の歌手やドラマについても詳しくお伝えします。

Contents

NHK連続テレビ小説『ブギウギ』とは？
「ハッピー⭐︎ブギ」について
- 『ブギウギ』の主題歌「ハッピー⭐︎ブギ」を歌っているのは、中納良恵さんとさかいゆうさん
「東京ブギウギ」について
- 東京ブギウギを歌った傘置シヅ子さん
- 劇中で「東京ブギウギ」を歌っているのは、ヒロインの福来スズ子を演じた趣里さん
クラリネットで演奏する際のポイント
- 「ハッピー⭐︎ブギ」の演奏ポイント
- 「東京ブギウギ」の演奏ポイント
楽譜の紹介
- ハッピー⭐︎ブギの楽譜
- 東京ブギウギの楽譜
まとめ

NHK連続テレビ小説『ブギウギ』とは？

『ブギウギ』は2023年後半に放送されたNHK連続テレビ小説で、日本の戦後復興期を背景に、主人公が歌手として成長していく姿を描いた作品です。ヒロインは実在の歌手、笠置シヅ子さんをモデルにしており、昭和の音楽文化や時代背景が色濃く反映されています。

作品のテーマは「音楽の力で人々を元気にする」であり、劇中には戦後の日本を象徴する楽曲が多数登場します。その中でも「東京ブギウギ」は、笠置シヅ子さんの代表曲としてドラマの象徴的な場面で使用されています。

Megumi

私も録画して欠かさず観ていました！ストーリーも音楽もカッコよくて痺れた〜！

「ハッピー⭐︎ブギ」について

「ハッピー⭐︎ブギ」は、ドラマのために制作されたオリジナル楽曲で、ポップで軽快なメロディが特徴です。この曲は、主人公の明るさや希望を表現しており、聴くだけで元気になれる楽曲です。

作曲は昭和のブギウギ文化を意識しつつ、現代的なアレンジが加えられており、クラリネットで演奏するとその軽快さがさらに引き立ちます。

『ブギウギ』の主題歌「ハッピー⭐︎ブギ」を歌っているのは、中納良恵さんとさかいゆうさん

中納良恵さんは、EGO-WRAPPIN’のボーカルとして知られるアーティストで、ジャズや昭和歌謡のエッセンスを取り入れた独特の歌声と表現力が魅力です。彼女の深みのある声が「ハッピー⭐︎ブギ」にレトロな雰囲気を加えつつ、ドラマのテーマにぴったりの明るさを与えています。

さかいゆうさんは、シンガーソングライターであり、ソウルやジャズの影響を受けた楽曲を得意とするアーティストです。彼の伸びやかで柔らかな歌声が、中納良恵さんのボーカルと絶妙にマッチし、曲に爽快感をもたらしています。

この二人のコラボレーションは、昭和のブギウギ音楽のエネルギーと現代的な感覚を融合させ、ドラマの雰囲気を見事に表現していますね！

Megumi

さかいゆうさんはフェスで生歌声を聴いてからその歌声と無限に溢れる表現力、音楽性に、素晴らしすぎて鳥肌が止まらず、大ファンになりました！さかいさんの歌は圧倒的なのでクラリネットで表現するのはとても難しく、たくさん研究しました！

「東京ブギウギ」について

「東京ブギウギ」は、1947年に笠置シヅ子さんが歌い大ヒットした楽曲です。作詞は鈴木勝、作曲は服部良一によるもので、日本の戦後復興を象徴する明るく華やかな曲調が特徴です。この曲は「戦後の日本を元気づける」ことを目的に制作され、笠置シヅ子さんの圧倒的な歌唱力と相まって、戦後の人々に大きな希望を与えました。

東京ブギウギを歌った傘置シヅ子さん

笠置シヅ子（かさぎしづこ）さんは、戦後日本を代表する歌手であり、「ブギの女王」として知られる伝説的な存在です。彼女は戦後の混乱期に日本人を元気づける音楽を提供し、昭和の音楽シーンに大きな影響を与えました。歌だけでなくステージパフォーマンスでも観客を魅了。ダイナミックな動きや、表情豊かな歌い方は、観る者を引き込みました。

彼女は、ブギウギという音楽スタイルを日本に定着させた第一人者です。アメリカのジャズやスウィングの影響を受けつつ、日本独自のエッセンスを加えた彼女の楽曲は、当時の若者たちに熱狂的に支持されました。

劇中で「東京ブギウギ」を歌っているのは、ヒロインの福来スズ子を演じた趣里さん

趣里さんは劇中で「東京ブギウギ」をはじめとする楽曲を披露し、その歌声が視聴者から高く評価されています。趣里さんが歌う「東京ブギウギ」は、2023年11月15日に発売されたシングルにも収録されています。

クラリネットで演奏すると、ブギウギ特有のリズム感やスウィング感を表現することが鍵になります。

クラリネットで演奏する際のポイント

「ハッピー⭐︎ブギ」の演奏ポイント

テンポ感を大切に
軽快なリズムを意識して、アーティキュレーションを明確にすることで曲の明るさが引き立ちます。特にスタッカートとレガートの使い分けが重要です。
音色の柔らかさ
曲調を活かすため、軽く柔らかい音色と芯のあるしっかりとした音色の使い分けを心がけました。
ダイナミクス
歌手の表現に近づくために音量の加減も欠かせません。儚げなシーンではダイナミクス的には小さくなっていますが小さく吹くことを意識したのではなく、あくまでも儚さを表現する手段として音量やアタックも工夫しています。pを「小さい」fを「大きい」以外に、儚い、優しい、はっきり、声を張って伝えたいことがある、のように違う表現を想像できると演奏に色彩が生まれます。