練習を見える化!クラリネット奏者のための基礎練習チェック表
クラリネットを演奏する上で欠かせないのが基礎練習です。音の安定感や演奏の柔軟性を養うためには、毎日の積み重ねが重要。ロングトーンやスケール、技巧練習、エチュードは、プロから初心者まで全ての奏者が実践すべき基本項目です。
この記事では、基礎練習を怠った場合にどのような問題が生じるか(音が不安定になる、指が回らないなど)、見える化するとどんな良いことが起こるのかを具体的に説明します。
基礎練習の重要性と種類
基礎練習の重要性
基礎練習は全クラリネット奏者にとって欠かせない練習です。基礎ができていると、
- 安定した音が出せる
- 指がスムーズに動くようになる
- 息遣いを効率よくコントロールできる
- 曲の演奏がスムーズになる
- 長期的な成長を支える土台づくりになる
- 怪我や無駄な疲労を防げるようになる
曲を演奏する上で、こんなにメリットがたくさん!
基礎練習は実際にコンサート等で披露するものではないので成長や達成感が見えにくいかもしれませんが、これだけのメリットがありますのでそれが欠かせない理由です。
基礎練習の種類
大きく分けると、以下の5つです。
- セッティング
- ロングトーン
- タンギング
- スケール
- エチュード
この一つ一つにバリエーションがありますのでやれることは無限大です!
基礎練習を継続できない理由と解決策
忙しい日々の中で、基礎練習を後回しにしてしまうことはありませんか?継続できない理由として、以下が挙げられます。
- 練習の進捗が見えにくい
- モチベーションが続かない
- 何を練習すればいいか迷う
私自身も、基礎練習の大切さが分かるまでは上記が当てはまっていましたし、同じように感じている方は多くいらっしゃると思います。でもこの3つの根底に共通しているのって、ほとんどが気持ちの問題であることにお気づきでしょうか?やることが見えている、「練習の可視化」をすることで目的・目標も立てやすく、記録することで振り返り、次の練習計画を立てることが出来ます。
皆さんの練習を応援したい気持ちで、基礎練習チェック表を作成しました!
基礎練習チェック表があなたの練習を変える!そのメリット
基礎練習チェック表を使うことで得られる主なメリットを解説します。
- 毎日の練習記録が簡単
項目ごとに記録するだけで練習状況が一目瞭然。 - 進捗管理ができる
自分の成長を実感しやすく、モチベーションアップ。 - 練習時間を効率化
何を練習するか迷う時間が減り、集中力アップ。
シンプルなデザインなので、色々書きすぎず、記録だけとっていくことで記録することにも時間が取られずに済みます◎次に、写真付きで活用方法をご紹介します。
基礎練習チェック表の使い方
まず初めに、練習月を書き込みます。
Memo欄には目標やメモしたいことを記入しましょう。何を書いてもOKです。
基礎練習を記録する
- ロングトーン
テンポと、レジスター・キィのロングトーン、音程を意識したロングトーンなど、パターンを記録できます。 - スケール
テンポと、メジャーやマイナー、どの調を練習したかをチェック。タンギングやアルペジオなどの記録も良いですね。 - 技巧練習
テンポとパターン(練習番号など)を記録できます。 - 半音階
テンポを記入しましょう。 - エチュード
テンポと、取り組んだエチュードの番号や進捗を記録できます。
まとめ
記録を取ることで練習を習慣化することも出来ます。
皆さんは勉強をするときに記録を取ったことはありませんか?webで「勉強記録」と検索すると記録ノートから記録の取り方の動画など山ほど出てきます。
勉強する時と同じように、基礎練習チェック表を活用することで、日々の基礎練習が効率的かつ楽しくなります。
「あなたも今日から基礎練習チェック表を使って、練習の見える化を始めませんか?」